はじめまして。
このたび、白井さとう眼科を開業することになりました。
私は大学病院での眼科研修医から始めて約16年間、主に地域中核病院の眼科医として幅広く臨床経験を積んで参りました。緊急入院の必要なぶどう膜炎や外傷、網膜剥離等の診療に携わる一方で、慢性疾患である緑内障の患者さんでは10年以上のお付き合いになった方もいらっしゃいます。また手術の場では眼科の副部長として、白内障難症例の執刀と後輩医師の手術指導を担当し、様々な症例を経験してきました。
近年、眼科分野では検査機器や治療薬の進歩がめざましく、これまで難しかった病気の診断・治療が行えるようになってきました。しかし一方で、例えば加齢黄斑変性症等は長年にわたって治療が必要であり、特に高齢の方は病院への通院そのものが大きな負担になります。当院には「病院勤務時代と同等の医療を提供したい」という思いから、ささやかながら必要な機器を整備しました。遠方の大病院へ丸一日費やして通わずとも、当院で専門的な治療を受けられるようにしたいと思っています。
また、地域の方のかかりつけクリニックとして、いつでも気軽に目のことを相談できる場所を目指しています。ドライアイや眼精疲労など、危険は小さくとも、患者さん自身はとても辛い病気があります。あるいは、今の医学でも元へ戻せない病気、進行を止められない病気もまだまだあります。ご自身の目とどのように向き合うのか、悩んでいる方のお力になれればと思います。
永くこの場所でみなさまのお役に立てるよう、微力を尽くす所存です。
これからどうぞよろしくお願いいたします。
白井さとう眼科
院長 佐藤 伸平