白井さとう眼科

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白内障

  • 〒270-1431 千葉県白井市根1970-1

白内障MEDICAL

眼の中にある水晶体というレンズが濁ってくるのが白内障という病気です。濁ったレンズを通して見ることになるので、色々な見にくさを感じるようになります。水晶体のにごり方にも様々あり、症状も違ってきます。例えば、すりガラスのようににごってきた場合、かすみ、ぼやけ、まぶしさ等を感じます。
一方で、琥珀のように徐々に茶色くにごっていく水晶体の場合、小さいものを見落としたり、近眼が急に強くなったりします。

起きやすい時期
起きやすい人MEDICAL

白内障は年齢とともに、あらゆる人に起きてくる病気です。人によりますが、多くの場合60代からゆっくりと始まり、70代ではほとんどの方に認められます。また糖尿病やステロイドという薬の長期使用があると、年齢よりかなり早く白内障が出てくることがあります。

こうした原因のある白内障は進行も早いことが多く、短い間に手術が必要になってしまうこともあります。その他、近眼が元から強い方、アトピーのある方なども早めの白内障が出ることがあります。

治療MEDICAL

白内障の治療は、目薬と手術があります。目薬は進行予防のために使うものですが、残念ながら効き目はそれほど強くありません。根本的には手術を受けて治すことになります。手術は局所麻酔、つまり意識や感覚のある状態で行います。通常は、強い痛みを感じることはなく、時間も短時間で終わります。手術ではにごってしまった水晶体を取り除き、代わりに人工レンズを眼の中に入れて固定します。

手術を受ける時期については、普通は患者さんご本人の希望を聞いて決めていきます。多くの場合、白内障の進行は遅く、何年もかけて見えにくくなるので、ゆっくり時間をかけて決めることができます。しかし中には進行の早いタイプや手遅れになりかけているようなものもあり、手術を急がなければいけない場合もあります。
運転免許証の更新で視力が足りず、困る方が案外と多くいらっしゃるので、免許の更新が近い方は早めに視力検査を受けられた方が良いでしょう。

人工レンズについてMEDICAL

手術で眼内に固定する人工レンズは非常に長い間、眼の中できちんと機能しますので、手術後は一生、回復した視力を保てるはずです。一部の患者さんでは、手術後半年から1年が経ったあたりから、人工レンズの周りににごりが生まれてくることがあり、「後発白内障」と呼ばれます。
白内障と同じように見づらくなってしまいますが、後発白内障は外来でのレーザー治療で比較的簡単に、短時間で治療でき、元の見え方を取り戻せます。

当院では通常の眼内レンズ、乱視矯正用眼内レンズを扱っていますが、多焦点眼内レンズの扱いはしておりません。多焦点眼内レンズには良いところと、まだまだ改善すべきところと両方がありますが、興味のある方は実際に多焦点レンズを扱っている医療機関へご相談されると良いでしょう。